そうなんです、エキストラ。おもしろかったです。
なんせ、赤軍マニアな僕らビンテクは、常日頃から彼らの生態系を研究していました。
かつては雪の積る「あさま山荘」も実際に見学しに行きました。
「突入せよ!あさま山荘」などという警察権力を美化する商業映画もありましたが、実際に見に行くとなにか異様な空気を感じました。もちろん、我々の会話にも彼らの伝説的な名台詞が飛び交います。
「よくも俺をプチブル呼ばわりしたな?!」
「世間話をしたんなら、完全黙秘とは言えないんだよっ!」
「福ちゃん荘」では赤軍派の学生が53人一斉検挙された伝説の場所。今から40年近く前にそういった歴史に残る事件があった、その場所にいれるだけでもテンションがあがります。
「じりじり・・・と山荘に向かってください。もしかしたら撃たれるかもしれない、という気持ちで!」
助監督さんから指示が飛びました。そう、権力は左翼の活動家たちとの戦争をしていたのです。
そのシーンは二つ撮りました。
その後私服に着替えて、赤軍派の学生に扮します。
「俺たちが日本を変えるんだ!そういう気持ちで大きな声を上げてください。」
今度は権力と立ち向かう学生たちの役です。思想性を変えなければイケナイ、表情が日和見的ではイケナイ。そう自分に言い聞かせて撮影に取り組みましたが、結局顔は映りませんでした。3つのシーンを撮影後、お弁当と台本を頂き、無事終了です。
台本を読んでいくと、「登場人物」という欄に「重信房子・森恒夫・坂東國男・永田洋子・坂口弘・吉野雅邦・金子みちよ」などの名前が挙がっているのを見るだけで、テンションがあがります。彼らはどういう相関図なのか、すぐにでも頭の中に描けます。それだけ研究に研究を重ねてきました。
特に赤い思想はありませんが、興味深い彼らの活動。音楽的なことよりも、すらすらとブログに記載できるでしょう。
ついてこい!
(てくにこ)