それから、ぼくは地下鉄史上最深部にある近未来チューブのうねりを体感して来たんだ。「両国(E-12)」からの東京メトロはルビー色のラインを体に浮き出しながら海に向かい、東京湾という壁を避け、舐めるように青山に戻る。
ちょうどそれが、東京湾にぶちあたる手前、「月島(Y-21)」で「有楽町線」に乗り換えたあと「辰巳(Y-23)」で地上に飛び出した。そこでぼくは、彼らに会ったんだ。

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2007.09.09
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「電車? ああ、あれはただの鉄の箱が移動しているだけだよ。」
誰かがぼくにそう言った。確かにそうだ。ああそうさ。ただの鉄の箱だよ。
だが、ぼくにはその鉄の箱にロマンを感じずにはいられない。ていうか、「ただの鉄の箱」という発想もなかったよ。
それを言ってしまえば、人間だってただの骨と肉だ。ご飯を食べてうんこを出す1本の筒だ。そんな筒どうしが、好きだの惚れただの太古の昔から大騒ぎしている。
だから俺は堂々と宣言してやるぞ。
俺は電車が好きだ。鉄の箱が好きだ。理由なんかいらない。そこにある。ただそれだけだ。
「今日もいっぱい列車に乗れるぞ!!」
というわけで行ってきました。
江戸東京博物館「大鉄道博覧会」。

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2007.09.09
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どこかへ旅行へ連れて行ってもらう場合、とくに海外の場合、
「俺は本当に日本を出たのだろうか、ここにいるみんなにだまされて、どこか精巧に作られたスタジオに連れてこられたのではないだろうか?」という妄想に苦しむ。
みんなもそうだろ?
この電車だって、ほんとうに韓国で走ってるのだろうか?

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2007.09.09
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