このブログには日記的なものをほとんど書いてないね。
そんなにドラマチックな日常じゃないからな。
朝起きて、夜寝る、という繰り返しだ。
食って、出す。この繰り返しだ。
会社から10日間の夏休みを頂いた。長い。
でも、どこにも出かける用事がない。実家にも帰省しない。(お盆は忙しいから帰ってくるな、と言われた)
というわけで、暇を持て余したダメ人間による今日の日記です。
平均値人間の、平凡な、取り立てて書く事でもない、つまんない日記です。

休みでもだらだら昼まで寝ているのは良くないと思って午前7時に起きて、近所の川沿いの土手を軽くジョギング。最近会う人みんなに「太った?」って言われるのがけっこうショックだったりして、そういうわけで走ったりしている。鏡の前にいる裸のぼくは、なんだか山崎邦正みたいだ。
9時過ぎ、ぼくの汗と汁、ぼくの夏すべてを吸い込んだしわしわの紺色スーツ2着を近所のクリーニング屋に持って行くが、「16日までお盆休みしてます」という張り紙がしてあってシャッターが降りてた。そのままスーツを持ち帰る。
10時、南武線に乗って川崎駅前に出て、ソリッドスクエアへパスポート更新の手続きに行く。
日差しが殺人的に暑い。中川誠一郎にもらった花柄のTシャツがぐっしょりだ。
久しぶりの川崎駅前は生ゴミの臭いがした。
パスポート申請のために写真撮影や、書類の手続きなどでざっと2時間ほどかかった。
パスポート用に撮った写真は白黒にしてみたが、まるで連合赤軍事件の犯人のような顔だ。
正午、手続きが終わりソリッドスクエアのドトールでグレープフルーツジュースを飲む。
何も食べる気にならない。今年の夏もまただ。
毎年ぼくは夏バテで、食欲が減退する。固形がだめだ。液体ならまだいい。
パスポート申請したらやることないので、今日の午後はどこか関東近郊の電車にでも乗って、あっちこっちの団地や給水塔を見ようと思ったのだが、ピリピリするような日差しと熱を帯びた湿気にだいぶやられてしまったぼくは具合が悪くなってしまっていた。リュックにつめた地図と時刻表をドトールのテーブルに並べたが、何もする気にならなかった。
それに1ヶ月前にもらった手紙の返事を残暑お見舞いのはがきで出そうと思い、センスいい絵はがきを探すつもりでもいたが、具合悪くてもうそれどころではなくなった。きっとこういうときはダサイ絵はがきを選んでしまうだろう。クリスチャンラッセンとかヒロヤマガタとかの絵を選んでしまうだろう。
団地探検をあきらめたぼくは、図書館に寄ることにした。少し涼んで体力も回復したかったからね。
図書館はすごく混雑していた。
猛烈な異臭がする人がたくさんテーブルやソファーに座っていた。駅前にいるホームレスが涼を求めて図書館に来ているのだ。彼らの前には「平成3年度農林水産省白書」とか「市たより かわさき2004年度版」といった本が置かれていたがまったく読んでいる形跡はなかった。彼らはひたすら居眠りをしていた。これはたぶん「テーブルの使用は読書に限られます」という張り紙の指示に形式的に従っているだけのことなんだね。
ぼくは村上龍「半島を出よ(上下)」と、あと適当なクラシックのCD2枚を借りた。
ドビッシー「牧神の午後への前奏曲」
リスト「ハンガリー狂詩曲集」
というやつですが、これは有名なやつですか? クラシック通からするとこの2枚の組み合わせはおかしいですか? ていうか「神」とか「狂」とか入ってるタイトルがかっこいい。そういう理由で選んでます。
午後2時、帰宅。まだ日差しが高い。部屋の中は蒸し風呂のようだ。
さっそくビールを空ける。ビールというか発泡酒だけど。冷蔵庫には6本入りが2セット入っている。昼間っから飲んでいるというのがとても背徳的でよろしい。3缶ほど空けた。
さっき借りたドビッシーをかけたが、なんだかわんわんしてきてよく聞こえない。借りた村上龍も同じ行を何度も読んでいる。酔っぱらってきているんだな。
そのまま床に倒れた。
起きたら夕方7時ちょっと前だった。昼寝し過ぎてアタマが痛い。
のどが乾いたので、またビールを飲む。先ほど空けた缶を調子に乗って部屋のあちこちに投げたので、それを拾ってごみ箱に捨てなきゃ、と思っていた矢先だった。

やってきました。ゴキ。
このG様は1ミリあるかという網戸の隙間(しかも縦の隙間)から侵入してきたのだ。しかも羽を広げて飛んできた。この平べったい生き物は形状を自在に変形できるのだろうかというくらい、ありえない場所から侵入してくる。そして飛ぶ。
ぼくは押し入れにしまってあった「ゴキジェット」を急いで出して、そして彼めがけてフンムした。
彼は、G様は飛んだ。
部屋中を飛んだ。ぼくの音楽機材の上をピョンピョン跳ねた。
ぼくは彼を追いかけてジェットをフンムし続けた。彼は力尽きたようにビクビク痙攣してパソコンとラックの間に落ちた。それでも彼は満身の力を振り絞るかのように、さらに薄暗いうっすらとほこりが積もっているケーブルの束の中に逃げようとした。ぼくはジェットをフンムし続け、彼が動かなくなるまで連続噴射した。部屋の中はこのジェットの霧で白く霞んできた。同時にぼくもなんだか痺れを感じてきた。舌の先がピリピリしてきた。
ここで俺も倒れたら、俺もゴキ野郎であることの証になってしまう。
俺は人間なんだ。
目眩を感じたが、なんとかこらえ、屍になったG様をトイレに流して、ぼくはビールの続きを飲みました。明日は始発で出かけ、涼しいうちに探検活動をしたいと思います。
(びんかん)
ぼくは貴君のように幸せでもないのに邦正チームに入隊してしまった。以前キミのみっともない体型を「邦正だ」「バナナマン日村だ」「彦麻呂だ」とバカにしていたけどごめんね。
> ドラゴン妹さん
写メ送ったやつと同じっす。「キミはひとりではないのだよ テツ」という謎の返信が返ってきたが…。G様はビールの臭いに反応して飛んでくるそうです。部屋がビール臭い。
> tさん
ぼくも前は夜行性でしたが朝型人間にチェンジしました。というよりじじいになったら自然と朝型になった。
水曜の絵の搬入は「俺を中川だと思うな、鬼だと思え」と言ってました。いろんな意味でハードワークになりそうです。よろしくです。