「電車? ああ、あれはただの鉄の箱が移動しているだけだよ。」
誰かがぼくにそう言った。確かにそうだ。ああそうさ。ただの鉄の箱だよ。
だが、ぼくにはその鉄の箱にロマンを感じずにはいられない。ていうか、「ただの鉄の箱」という発想もなかったよ。
それを言ってしまえば、人間だってただの骨と肉だ。ご飯を食べてうんこを出す1本の筒だ。そんな筒どうしが、好きだの惚れただの太古の昔から大騒ぎしている。
だから俺は堂々と宣言してやるぞ。
俺は電車が好きだ。鉄の箱が好きだ。理由なんかいらない。そこにある。ただそれだけだ。
「今日もいっぱい列車に乗れるぞ!!」
というわけで行ってきました。
江戸東京博物館「大鉄道博覧会」。

会場内は写真撮影OK(フラッシュは禁止)、ということで多くの「鉄っちゃん(鉄道ファン男子)」たちがこぞってカメラを傾けていました。
どちらかというと昭和ノスタルジー的な企画で、そのへんはぼくとしてはちょっと退屈。

もっともっと、「スーパー電車」っぽいものが見たい。
ぼくはまだ気持ちが子どものままなのだろうか。未だにノスタルジーに浸る気分にならない。もっと未来的で、宇宙的で、機械じかけ的な、SFのような世界の到来を待ちこがれている。




あの当時子ども向け雑誌に描かれていた、空飛ぶ自動車、チューブの中を移動するリニアモーターカー、きのこのような形の巨大ビルディングなど、そんな夢のような未来がいつ到来するのか、今か今かと待ちわびている。もう21世紀になって7年も経過した。それなのにぼくらの周囲の世界はずっと昭和の延長だ。つるつるした未来はまだ遠い将来だ。
徘徊シリーズ(2/5)に続きます。
(びんかん)
ぜんぜん問題なし〜!行きませう。