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敏感テクニコ

Author:敏感テクニコ
びんかんてくにこ。

ルールと正しさの意味わからないまま従えない、大切なあの子の目をこれ以上くもらせない3ピースロックバンド。

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■王子(川崎市)
=Drums+Chorus
■びんかん(川崎市)
=Bass+Chorus
■てくにこ(小金井市)
=Guitar+Vocal

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理論武装で攻め勝ったと思うなバカタレ
分かってる、仕方ないだろう他に打つ手立て無くて
威勢がいいわりにちっとも前に進めてないぜっ
黙ってる!この荷物の重さ 知らないくせして

ボクはいつも理論武装をしている。
ここでこの瞬間で、突然誰かに何かを言われても、的確にそして言葉巧みに反論し相手を説得させる。そういう脳みそのスタンスなのでいつもクレームをする。もちろん相手を選ぶ、弱い者には言わない。言ってもしっかりと受け止められる人にしか言わないんだ。自前の論理や理論で相手をねじ伏せてやるんだ、いつもそれを思ってる、いつも用意ができている。

発揮する時がきたのは仕事帰りの夕刻、最寄駅に降り自転車で家に向かっているときだった。




「ちょっと・・・ちょっと・・・」
呼んでいるのは、ケイサツカンという名の制服を身に纏ったオトコだ。iPodでバンド課題曲を聴いているボクは気づくのに遅れた。

「なに?どした?」
「あの、その自転車に鍵が・・・、あー、あるんですね」
ボクのチャリに備え付けの鍵はもとから付いていなかった。だからワッカを回している。
その存在はかごの中を見るまで、彼は気づかなかった。
「あるよ、だからなんだ?」
「いえ、そのー、自転車の鍵というのは、車輪の近くにフツウついているもんで・・・」
嫌らしい目つきで自転車に懐中電灯をあて、つぶさに調べる。
「おい、あんた、フツウってのはどこの世界のフツウだ?言ってみろ」

ボルテージの上がったボクの声は、閑静な住宅街で響き渡る。

「いえ、だからフツウなんですよ」
「だから、どこの世界でのフツウか?と聞いているんだ、答えろ、今すぐに答えろ!」
「いや、あのー、だから・・・」
「だから、じゃねーだろ。’ですから’だろっ!」
「はい、すみません、ですから・・・フツウは・・・」
「じゃー、俺が今すぐに分かるようにそのフツウとやらを証明させろ!いまっすぐにだ!!」
行き交う人がニヤニヤとボクをみる。
「おい、職質している理由をはっきりしろ。でないと、協力できるものもできんだろうが!」
「あの、すみません、私の言葉が足りませんでした」

唇の震えたケイカンは、やっとの思いで言葉をつなげた。

つまり、彼はライトをつけて走っていたボクであるにも関わらず、じっとりとした目つきで自転車を見つめ、鍵が無いことに気づき盗難車としての疑いがあったのだ。それを説明してから捜査すれば、もちろん文句はない。だが、そのバカ(生粋)は国家権力においてすべてを封じこめようとし、あげくの果てに「交番まできてくれ」などとほざき始めた。防犯登録シールどころか、車体番号なるものも探したがなかったからだ。

「交番に行ったところでどうなるか、それを説明して俺を納得させろ。納得したら行く」
「いやー、とにかく今ここでみてもわからないので・・・」
「だったら、どこ行ったって見つかるわけないだろ!おい、さてはお前ポイント稼ぎだな???」
「いやぁ。。。そういう訳ではないですが・・」
「なんだ、ポイント稼ぎだったら行ってやったのに・・・」
「はは・・・・」

んだ、このばかは。どこまでバカなんだ。

探しても探しても番号の刻印は見当たらない。探しながら壁にあったチャイムを押してしまい、中から人が出て来てしまった。スンマセン。

「とにかく、交番に」を連呼するバカに、
「お前さ、セオリー通りにやりたいのはわかるけどよ、交通課なんだから車体番号くらいどこにあるか、しっかり勉強してから職質しろよ。市民を混乱に陥れるなよ、わかってんのか?ちゃんと勉強しろ、っつってんの」
「えー、ですからフツウはこのあたりに・・」
「だから、どこの世界のフツウだ?ってさっきから言ってんだろ!?」
「・・・・」
「答えられないようなことを言うな、お前ナメンなよ」
「・・・」
「さてはお前大原だな?」
「いえ、違います」。

そういうことははっきり言えるんだな。つまり、そこらへんは勉強しているんだ、ちゃんと。

仕舞いには誰にもらったか言え、といい連絡取りたいというので、「じゃー死ねば?」と答える。
「そういうことですか・・・」
なんだ、ものわかりいいじゃねーか。
そしたら、あなたのお名前と住所を教えてください、そして一応その方の名前で防犯登録検索してします、というので、まだ”生きている”その友人の名前を答える。
携帯の番号は?
あん?ねーよ。嫌いなんだ、そういうの。
大変ですね、連絡とか。
手紙ってもんがあるだろう、手紙ってのが。

「では、調べてから連絡致しますので・・直接お宅に伺います・・・」
「おい、おめーはどこまでバカなんだ?名前を聞いたら、テメーも名乗るのが筋ってもんだろうがよ!」
「あ、失礼しました」
といい、警察手帳を見せその隙間から、名刺を出す。
地域3係・・・ですかね。
「こんどまた職質されたら、この名刺見せるからそれまでにちゃんと調べとけよ、いいな?」
「はい」
「それとこれ(名刺)な、今夜2チャンネルな、覚悟しときな」
「はい、わかりました」

なんだよ、2ちゃんしらねーのかよ。

はじめっからちゃんと筋を通して話しかければいいものを、国家権力にものを言わせようとするから、普段から武装しているボクはその瞬間有事であると判断し、石破先生と共に見事なまでに言葉巧みな理論を展開した訳だった。しかし、警官は本当に謝らない。「目が合ったら容疑者と思え」とか糞みたいな理論は教えて、「間違いには素直に謝ろう」ということは教育していないんだな。
あ、ゆとり教育のせい?いや、これは親の教育か?

そして、家に帰るボクは「ごくろうさん」と一声掛けまた自転車をこぎだす。イヤホンからボクを励ます歌が聞こえる。

セブンデイズワー 戦うよ・・・

(てくにこ)

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>てつたま

そうか、そういうことか!

だったら納得っ!

お巡りさんも「君の人相がやばそうだから」と心で思っても口に出してはいえんでしょう。

>びんか

社会見学だと思ってください。

むしろ、きみも立派にクレームできるように
ボクから学んでください。

セブンデイズワー

あれなのよね、
たいがいきみがクレーム物申してるときは、その場の空気がきまずくてなー。
俺はきみのうしろで半笑いでもじもじしてるだけよ。
世界人類が皆平和でありますやうに

>ドラ姫

まさか。オレチャリは高級じゃねーっす。
登録なんかしてないっす。
乗っている人間すらこの世界に登録しているかどうか分からないのにっす。

2chは祭だ、ワッショイ

ケーサツから職質ですか・・
てくにこさん、スゴイすね。

きっと『激録!新人刑事の災難!』とかいうタイトルで撮られてたと思うよ、ヤラセじゃなくてよかったじゃん。
ところでそのチャリは車体登録なんてしてある高級車なんですか?

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