バンドではいちおうリーダーという立場を務めさせて頂いている。
この「敏感テクニコ」というバンドをパンクやロックに方向に代えさせたのも、そして、まずはTMネットワークをコピーしようと言いだしたのも俺だからだ。暴力がモノを言う。
…というのはウソで、このバンドで鳴らしたい音がぼくの頭の中にあるから一応リーダーという立場にいる。
それにしてもバンドの技量、練習量が圧倒的に足りない。
そして、ビートに対する感覚(音符一つ一つの強弱、長さ、休符に対する感覚)があまりにも鈍い。
自分も含めてなのだが、楽器そのものが自分の肉体の一部、肉体の延長として感じられるほど、まだ「楽器と友だち」になれていないのだ。
今回の記事では、今バンドがぶつかった課題について報告したい。
TMネットワークの「Come On Everybody」という曲を3ピースでロック的に演奏するという課題に取り組んでいる。
参考までに、88年にTMネットワークが紅白に出場したときの動画をリンクするので見てほしい。
この動画は何度も繰り返し見た。それほどカッコイイ。
冒頭に出てくる加山雄三の「エレクトロニクスの使い方、視覚的効果、どれをとっても80年代後半のトップを突っ走るグループ」という、戦慄を覚えるほどのダサい紹介のされ方も含めて、ぼくはこの動画が大好きだ。
4つ打ちキックの垂直的でシンプルなビートの多いTMネットワークの楽曲の中で、Come On Everybodyという曲は異質な存在で、ファンク的な横ノリのビートが全体を支配している。ファンク的なフックがビシビシとキメていくのだが、ぼくらはそのあたりがダラダラと平坦な演奏をしてしまう。というより、フックの概念を掴んでいない。
嫌われるのを覚悟の上で、ぼくらのバンドでのやりとりをかいま見てもらおうと思う。てくにこのギターに対してリーダーである俺が批判するメールを送りつけてやったのだ。今日はそれを掲載する。俺を嫌いになる奴はなればいい!バンドがもっともっとかっこ良くなるなら世界中の女の子から嫌われたって構わない!
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てくにこへ
さてさて、
週末の風邪っぴきの俺は、体調不良の絶不調の中(毎晩9時前には就寝)、バンドのことについてずっと考えていた。
バンドというか、きみのギターね。
単刀直入にいいますから、ちょっとショックでしょうけど、これからのバンドのためだから心して読んでください。そんで、みんなで練習に猛烈に励むのだ。
あのだね、「ノリ」が感じられないのだよ君のギター。
ノッてないだろう?グルーヴしてないだろう?
ミスタッチはぜんぜん構わない。
それなのにきみのは、ミスタッチを恐れている演奏に聞こえるのだ。
どうして、きみがノッないことに気づいたかというと、あの「ねばねば」の動画だ。(*)あれで客観的に見えた。
*ねばねばの動画=下記の記事の動画
http://bingkangtechnico.blog102.fc2.com/blog-entry-183.html 俺は、カモンエブリバデーのグルーヴについて、口頭でもメールでも、なんども「4拍目のフック」について、なんども言及した。俺はきみがこのカモンエブリバデのノリについて理解していると思っていた。
で、いつもの練習ではきみのギターにはディストーションがかかっていたし、しかも爆音だったのできみのギターの音は実際聞こえてなかったんだね。これは俺も反省だ。相手の音をよく聞いてなかったわけだからね。
で、俺もベースでこの4拍目のフックを意識した演奏(フック部分をスラップしたりなど)をしていたが、どうもやりにくい、なぜだかフック部分がバンド全体(というか2人)ぴったりあわない、と思っていた。
で、きみのディストーションなしのクリーンギターによる動画を見たら、きみはぜんぜんこのフックを無視したカッティングをしているではないか!
これは、きみはドラムやベースなどのリズム系のグルーヴを感じてない(ていうか聞いてない)まま演奏しているんじゃないだろうか、と思ったのだ。クラシック発表会のお子様のように、間違えないように、ただそれだけを考えているんじゃないだろうか、と思ったのだ。
とりあえず、今回のフックの件は譜面にして、きみのこれからの課題を指摘する。
添付した楽譜を確認してくれ。
<添付した楽譜>
でな、本来はこういう解析譜面は起こしたくない。
バンドでは、コード譜のみがあるというだけが望ましいとさえ思っている。なぜなら、グルーヴとはバンドメンバー各自が体で感じて、それに反応して作っていくものだと思うからな。
こうやって、細かいスコアをいったん譜面にしてしまうと、勉強好きのきみは譜面の通りに演奏しようとしてしまうだろう?俺は、音楽はアタマで理解してやってほしくないのだよ。体で、反射神経のように、運動選手のように演奏してほしいのだ。ぜったいそっちのほうが楽しいしさ。
反射神経的に演奏する、とは、ようするにノッて演奏するということさ。
だれかの発したグルーヴに身をゆだね、それに呼応したレスポンスを返すという一連の音楽的動作だ。
でだ、
今後のバンドの課題について、週末ずっと考えていたことをここで言う。
きみの歌詞についての研究、これはいったん凍結。
ちょっと、やることが多すぎで、きみに負担がかかりすぎている。
歌詞については、楽曲ができてから、いずれ深いことを考えよう。
きみは、とにかく「かっこいいギターカッティング(=正確でノッているカッティング)」の練習だ。しばらくはディストーションやオーバードライブ禁止だ。クリーントーンで、かっこいいカッティングができるように練習だ。
カッティングがリズミカルであること、カッティングのみで音楽の表情がつけられるようにすること、これがきみのしばらくの目標だ。
俺もベースで、リズミカルなフレーズができるようにがんばる。
バンド全体としては、とにかくリズムに敏感なバンドであることを目指す。
というわけで、長いし、厳しいし、ひどいことばかり言うメールですまんかった。
ではまた来週の定期練習で。
びんかんより
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なんという上から目線なのだろうか。
俺ってばチビのくせしてな。威張り散らしてな。
まあ、でも仕方ない。俺はとにかくかっこいいバンドを目指したいんだ。ただの爆音を鳴らすだけのストレス発散バンドなんかにはなりたくないんだ。女の子も、おにーさんも、おっさんもおばちゃんも、みんながカラダを動かしたくなる、踊りたくなるサウンドを鳴らしたいんだ。
バンドを引っ張っていく、というのはとても難しい。
ぼくが一番恐れているのは、バンドの中でリーダーであるぼくだけが空回りしているという状態だ。ぼく一人だけ鼻息荒く息巻いて、残りのメンバーがうんざりしている状態というのだけは絶対避けたい。たぶん解散してしまうバンドというのはこういう状態になってしまったのだろうと思う。
(びんかん)
逆立てるほどの髪がない場合はどうしたらいいっすか?