団塊の世代
ぼくの仕事のメイン顧客層は、シニア層、いわゆる「団塊の世代」と呼ばれる人々をターゲットにしている。
この世代の方々に訴求するにはどう売り込むか、
この世代の方々にいかに受けるコンテンツをどう作るか、
この世代の方々に長く愛されるサービスはどういうものなのか。
ぼくの両親はこの世代のちょうどど真ん中の人たちなので、先日実家に帰ったときにいろいろとインタビューしてきた。
「おっさんおばさんたちで今流行ってるものってなに?」
「むかし若いときはどんなのが流行ったりしてたの?」
「この世代の人ってどんな人が多い?」
親の意見がすべてというわけではないけれど、マーケティングを成功に導くにはこういった身近な人の意見というのはたいへん貴重だ。「親をマーケットの対象と見るのはどうなの?」と言われかねないけどね。
とにかくこの世代は魅力的なマーケットだ。
なぜなら、日本の年代層のなかでひときわ層が厚い。人数が多いということだ。
それに、この世代は今大量に定年退職を迎えようとしている。お金や時間を余暇に使ってもらえる人たちが大量に出現するというわけだ。
ところで「世代」というと、他にも「ヤンキー世代」とか「ギャル世代」とかもあるのだろうが、これらは層が薄く、マーケティング的には高い収益は見込めない。
それにこれらの世代は、マスコミが意図的に作ってきた虚像の世代でもある。帰属意識が低いのだ。
さてマーケティング的にはこの団塊の世代は特徴的な点がいくつもあって、いわゆるオイシイのだ。
まず、この世代は他の世代に比べて「われわれが」「わたしたちが」という連帯意識が極めて高い。
日本を変えようと学生運動に参加したのもこの世代だし、
一生懸命働いて日本産業の高度成長を支えてきたのもこの世代だ。
そして、この世代は人数が多いので過酷な受験戦争も体験した世代だ。
勉強を頑張った世代だからインテリな人が多い世代なのだ。
ビートルズやレッドツェッペリンなどの洋楽が輸入されてきて、これらを聞いてきたハイカラなロック世代でもある。
とにかくこの世代は熱いのだ。行動の世代なのだ。
「頑張れば頑張るほど、世の中良くなっていくのだ!」と信じている人が多い。
団塊の世代をターゲットにした商品開発は各社すでにかなり進んでいて、
JR東日本の「大人の休日倶楽部」はかなりの成功例だ。
団塊世代永遠のアイドル、吉永小百合さんが出演してるというだけで訴求効果は抜群だ。
それにキャッチフレーズがかなりいい。
「大人はとっても長いから。」
「ふたたび、旅へ。大人2枚。」
これには「退職したら夫婦ふたりでゆっくりしたいね」って言ってるようなおじさんおばさんの琴線にビンビンである。
うまいぞJR。
もっともっと俺も、おじさんおばさんの気持ちを理解しなければ。
マーケティング的に。
いやいや、人間(ひと)としてですね。あはは。
(びんかん)
2006.05.30 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類






