淡さを表現する
T門くんのピアノコンサートへ出かける。
山梨県は都留市。
南武線と中央線でちょうど2時間の距離。
ぼくはいちおう「コンサートスタッフ」という役職で、ステージの袖を出たり入ったり。でもほとんど仕事らしい仕事してない。コンサート中のT門くんをカメラで撮ってたくらい。
彼の新作ピアノ・ソロアルバムを中心に、楽しい雰囲気の楽曲が続く。
彼の新作は、喫茶店とかレストランでかかっていても気にならない、BGM仕様のつもりで制作したとのこと。
今自宅で繰り返し聴いているが、確かに、脳裏に焼き付くようなポップなフレーズはあまり出てこない。
ドラマチックな展開はないが、淡く小さな幸せをふと感じるような、
朝なんだかちょっと早く目が覚めたから熱いコーヒー入れたよ、みたいな。
お向かいさんの塀の上で猫が寝てたからアタマをなでてみたよ、みたいな。
そんなどこにでもあるような、誰もが過ごしているような、これといって書き留めておくこともないような、なんでもない日常がとても素敵に感じられる。そんな印象の作品。
友だちの女の子に描いてもらったというジャケットの、へんてこな絵とスカスカなデザイン。
そうそう、彼の音楽を絵にしたらこんな感じ。描いたひと、すごい感性。
年齢を重ねるごとに深みを増す、T門くんの人生とそのメタファーである彼の楽曲。
(びんかん)
2006.05.20 | Comments(0) | Trackback(0) | 未分類





