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敏感テクニコ

Author:敏感テクニコ
びんかんてくにこ。

ルールと正しさの意味わからないまま従えない、大切なあの子の目をこれ以上くもらせない3ピースロックバンド。

作業員
■王子(川崎市)
=Drums+Chorus
■びんかん(川崎市)
=Bass+Chorus
■てくにこ(小金井市)
=Guitar+Vocal

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本格的な登山じゃないけど、山を歩くのが新たな趣味になったのかもしれぬ。

昨日、奥秩父の金峰山(標高2599M)を歩いてきた。
岩が多く、天候も雨が降ったりして良くなかったので、相当疲れたしけっこう辛いものがあったが、それでも楽しく歩くことができた。

気の合う仲間とパノラマ的な絶景を眺めながら、鳥や昆虫や木々や葉っぱの擦れ合う音などのサラウンド的な音響に耳を傾けながら、ただひたすら歩く。

ただ無心に、右足と左足を交互に動かす作業に没頭する。

ぼくのふだんの生活は、会社に行けば撮影や映像制作の仕事をして、仕事の後は、楽器を演奏したり絵を描いたり文章を書いたりして暮らしているのだけど、感覚的には「一日中同じようなことをやっているなあ」と感じていた。

音楽や絵や文章を書くことが自分の中であまりにも大きくて、もう「趣味」的なものでなくなってしまったのだ。単なる「息抜き」でなくなってしまった。
音楽とか、絵のこととか、ぼくは終始いつでもなにか考え事をして、その考えを形にするための作業をずっとしている。
「考える → 作業する」というプロセスが面白くて楽しいのだけど、やはり疲れてしまう。

山を歩いていると、「考える」という行為から次第に開放される。

歩き始めでは、「このペースだと山頂までどのくらいで着くだろう」とか「このりんりんりんという音はなんという昆虫から出ているのだろう」とかいろいろ考えてしまうが、勾配がきつくなり、動悸が早くなり息が切れ、足場が悪くなって歩く行為そのものが難しくなってくると、頭の中は「歩く」「前へ進む」ということでいっぱいになり、あれこれ考える余裕がなくなってくる。

あれこれ考えていないときにいきなり目の前に息をのむような絶景が現れると、感動の深さがぜんぜん違うことが気がついた。
感動が、フィルターを通さないでストレートに心へストンと落ちてくる、って感じ。

山歩き、マジちょー面白れえ。(頭からっぽ)

(びんかん)

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