感動体験

近所の公園の木にびっしりくっついていたたくさんの毛虫、
それと、ベランダの網戸にくっついていた2匹のバッタ、
これらをケータイのカメラで接写し、知り合いの子供たちに見せた。

「やだー気持ち悪い?」
と、いかにもありがちな反応を示し、もうそれ以上見ようとはしない、小学3年生のお姉ちゃん。
「虫は気持ち悪い」という概念を、親や先生などの「大人」によってしっかり植え付けられてしまったのだね。

1年生の妹にも同じ写真を見せた。

「うわーキモー」
この子はそう言ったものの、なぜかずっと毛虫とバッタの写真から目をそらさない。
てゆうか、まじ「ガッツ見」だ。

口をぽかーんと開け、「うわー、うわー」と小さく言っているのが聞こえる。

この子は、感動しているのだ。
この毛だらけの糸くずみたいな生き物、そして装甲車みたいな、ロボみたいなバッタが、不思議でしょうがないのだ。
なんだかわけのわからないものを見てしまい、混乱しているのだ。

いちおう女の子っぽくお姉ちゃんの真似をして「気持ち悪い」とか言ってみたけど、本当は感動して心の奥が「ぐおーん」って轟いているのだ。

感動している瞬間の子供の表情は独特だ。
目がうるんでいて、口もとはアホのようにポカーンと開けてしまう。
その小さな頭の中では「なんだこれー、なんだこれー」という声を発しているに違いない。

ぼくはもういつのまにか30歳のおっさんになってしまい、もう、こういう感動体験がほとんど薄れかけてしまったのだけど、いつまでも大事にしたい、忘れたくない感覚だ。

(びんかん)

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敏感テクニコ ライブ情報:
2006.09.22(金)
軽井沢ソニー大賀ホール

長野新幹線軽井沢駅から徒歩約8分。

開場17:30
開演18:00

「大人の階段上る、君はまだシンデレラさ」。

2006.09.22 | Comments(0) | 未分類

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